頭髪問題、解決!?

ついに、とうとう、見つけてしまった、かもしれない。なにを?って、髪の毛ですよ、カミノケ。若い頃はフサフサと逆にうっとうしいぐらいあった頭髪が、ここ数年めっきり細~く、薄~く、寂しくなってきた。という話は過去ブログで何度も述べてきた通り。本来は青白いはずの頭皮が日に焼けたように赤黒く、髪を洗えばその赤黒い頭皮がはっきり透けて見えるという、いわゆる“スダレ禿げ”。そんな頭髪をなんとかしようと、苦節5~6年ぐらいかな?日々いじらしくも涙ぐましい育毛の努力がやっと実を結び、なんとなんと、ここへ来て奇跡的に、改善、というか、復活、というべきか、とにかく髪の毛が、頭皮を隠せるぐらいには増えてきた、ではあ~りませんか。ジャンジャガジャン。

………失礼。ちょっとはしゃぎすぎました。落ち着きましょう。いや、ウソじゃないよ。ホントですよ。といいつつ、手応えを感じはじめた2、3カ月ぐらい前は、自分でも半信半疑だったので、すぐにはここで書かなかった。髪の毛増えたと思うのは自分だけで、他の人が見たら、全然変わってねえじゃん、なんて言われるかもしれないし、そう言われたらかえって落ち込むし。

そしたらつい最近、競馬場へ行ったときぐらいかな?アラドラのメンバーの1人でともに髪を気にする同志から、「なんか、髪の毛増えたんじゃない?」と言われた。その次に会ったときも(月1回は会っている)、「やっぱり、前よりフサフサになったね」と、薄毛にとって大変うれしいお言葉を頂戴した。これは、自分で思ってるだけじゃないな、人が見ても明らかに増えているな、と、確信した(というにはもう少し増やしたいけど)ので、満を持して、ここに記す次第である。いやあ、うれしいなあ。

あんまりうれしいので、今回のキャッチ画像は恥ずかしながら私の頭にした。けど、写真でみると、さほどフサフサではないなあ。まあ、いっか。

 

では、何がよかったのか?何をしたから髪の毛が増えたのか?気になりますよねえ。え、気にならない?そういう人にも無理やり教えちゃいましょう(まだはしゃいでいるな)。その答えとは――ドラドラドラ(ドラの音)、ジャジャーン、って、もったいぶってすいません、答えは、「プロテイン」です。そう、筋肉をつけたい人とか、理想の体型を目指す(または維持する)人なんかがよく飲んでいる、あれです。

プロテインの写真

なーんだ、と思われた方もいらっしゃるでしょう。誰でも簡単にできる方法だからね。でも、意外だな、と思わる方もいますよね。だって、「プロテイン」といえば、やはり、どうしても、筋肉増強のイメージだから。ボディビルダーとか、そこまでいかなくても、ジムでガシガシ筋トレしている人たちが飲むものであって、髪の毛を増やしたい人が飲む、というイメージはまったくない。しかし私は、あくまで私の場合に限っては、「プロテイン」を飲み始めてから、明らかに髪の毛が増えた。これは紛れもない事実である。それにしても、髪の毛のためだけに「プロテイン」飲んでる人は、私ぐらいだろうな。

では、なぜ、それまでまったく飲まなかった「プロテイン」を、急に飲み始めたのか。きっかけは、YouTubeだった。ここ数年はテレビを観るよりYouTubeを観ている時間が多くなった、という話は以前にもしたと思うが、いつも観ているチャンネルの1つに、「ただフリの日常」というのがある。チャンネル登録まではしていないが、毎回(2,3日に1回ぐらい)更新される度に観ている。

ただのフリーターだから「ただフリ」らしいが、こいつが1人きりで(他の人はほとんど登場しない)、ただ日常の生活を動画にして、垂れ流しているだけのチャンネルで、その名からも想像がつくように、いわゆる“底辺系”ユーチューバーである。社会の底辺に属する、収入も低い(アルバイトを転々としている)、学歴も低い(高卒らしい)、背も低い(164㎝)、いわゆる3高とは真逆の3低男が、逆境だらけの生きにくい世の中だけど、それでも前向きに生きる姿を見て、共感してもらいたい、という趣旨のようだが、もちろん私は共感なんかしない。むしろ反感を買ってばかりの動画が延々と続く。

というのは、私が見始めた当初はたしかに底辺で、東京の国分寺あたりの家賃4万9千円のアパートに住み、アルバイトの給料が入った日は“給料日ルーティーン”と称して家賃や光熱費、ローン等を支払うシーンを撮るのだが、給料日に給料のほとんどが支払いで消える。そんな綱渡りのような生活をしていて、病気にでもなったらどうするの?と、他人事ながらハラハラしながら観ていた。

ところが、YouTubeの収益が入りだすと、途端に贅沢な外食をしたり、ブランドものなど身分不相応な買い物をしたり。おいおい、贅沢はせめてローンを完済して(その時点で70万近いローン残高があった)からにしろよ、と突っ込みを入れながら観ていたら、やがてアルバイトも辞めてユーチューブ1本の生活となり、その後しばらく観てない時期があって、久しぶりに覗いてみたら、なんと、彼の故郷だという青森県の八戸に移住していた。故郷だけど彼の実家も引っ越していて、生まれ育った家ではないので、移住、としておく。そんなのはどうでもいいか。

そうして八戸で暮らし始めた「ただフリ」を観ていると、これがもう、呆れるやら、情けないやら。新たな実家の一軒家の一室を与えられ、完全な“子供部屋おじさん”と化しただけならまだしも、無職の父親が、働かない、といって喧嘩したり、昼も夜も働いている母親には甘えてご飯をつくらせたり買い物に行かせたり、もちろん家事なんか一切手伝う様子はなく、相変わらず外食やブランド品購入など贅沢三昧の日々。たまに自分で風呂を洗ったら、自分で自分のことを「偉いです」だと。ふざけんな。YouTubeの稼ぎがあるなら、年老いた両親にもう働かせるな、全部自分が面倒見ろ、と、怒りがこみ上げてくる。

さらに、YouTubeだけでは不安定だから、といって八戸でもアルバイトを探すも、面接に行ってはことごとく不採用。じゃあ、青森でも流行ってきたウーバーイーツでもやるか、と、新しい自転車やバックなど買って張り切るものの、たった1日で挫折。やっと工場派遣の仕事につけた、と思ったら、わずか1週間で辞めた。キツイから。だって。ほんと、観ていて腹が立ってしょうがない。

フードデリバリーの自転車とバッグの写真

そんなの観なきゃいいじゃん、と思いますよね。私もそう思うんだけど、なぜか観てしまうのは、社会不適合者だけど動画制作の才能だけはあるようで、編集がうまいから、という理由もあるが、もう1つ、ほら、ダークヒーローというんですかね、とことん悪いヤツとか、虫唾が走るほど嫌いなヤツに、嫌悪しながらも惹かれてしまう、といった変な感情、ありますよね?私だけかな?

過日(1年前ぐらい?)お亡くなりになった故・西村賢太氏の小説のほぼ全部に登場する主人公がまさにそうだが、もし身近にいたら絶対に関わりたくない、と思うような嫌なヤツ、なんだけど、傍から観るぶんには面白い。こんな人にはなりたくない、という反面教師。あるいは、これはあまり良くはない感情かもしれないけど、自分より下の人を見て安心する、というような人物像。そんな底辺の人を忠実に観せるユーチューバー、それが「ただフリ」である。

しかしそんな「ただフリ」も、ある時なんとか正社員の職(どこか大手の用務員らしい)を得る。そして毎回動画で「人生の目標は結婚して家を建てること」と公言。無謀にも住宅ローンの審査に挑むが、あまりに給料が安すぎて通らない(YouTubeの収益は収入とみなされない)。だからといって、お金を貯めてキャッシュで買う、という発想はないらしく、相変わらずの外食三昧。加えてブランド買いはますますエスカレートし、バカ高いシュープリーム(若者向けのブランド)やプレミア価格のGショックなどを次々と、呆れるほど購入。それらを意気揚々と動画でひけらかしているが、どう見ても似合っていない。

本人は「ファッションテーマは90年代のストリート」と言い、いい歳して若者向けの服をたくさん買っているが、カッコいい、と思っているのは本人だけで、どう控えめに言っても10人中9人がダサい、としか言いようがない。もともと顔もスタイルもすべて悪い男が、わざわざ高いお金を払って、更に醜悪なファッションに身を包み、自慢している。その滑稽さが最高である。

想像してみてください。チビ、デブ、メガネのオジサンが、シュープリームのキャップやニット帽を被り、ゴールドやブルーのド派手なジャケットを着ている姿を。もはや滑稽を通り越して、憐みさえ覚えますぜ。しかし本人はそれがカッコいい、と頑なに信じているわけだから、いやはや。私はこの「ただフリ」の動画でシュープリームというブランドを知ったが、絶対にシュープリームは買わない、と決めた(そもそも若者向けなので私には無縁であるが)。そればかりか、街でシュープリームを着ている人を見かけると、恥ずかしい、とさえ思うようになった。つまりそれぐらい、「ただフリ」のマイナスの影響力が強い、ということだ。

もう1つの目標である結婚も、絶望的である。本人は婚活と称してお見合いパーティに参加したり、マッチングアプリに登録したりしているが、パーティでは一度たりともカップリングしたことがないばかりか、今まで1人も「ただフリ」に興味を持った女性がいない。マッチングアプリもブロックされてばかりで、ただの1度も、1人たりとも、女性と会えず仕舞い。そうした「婚活シリーズが「ただフリ」の動画の中でもダントツに面白く、笑わせてくれる。

パーティに行く前は意気揚々と、なぜか自信満々の「ただフリ」、期待に胸を膨らませて参加した結果、視聴者全員の予想通り惨敗し、悔しがるその様子がまさにエンターティナー。といっても、ある程度の計算があって編集された動画だから、面白いと思う視聴者は「ただフリ」の術中にハマっている、ともいえるが、そういう計算を差し引いても面白い。

なぜなら、本人は、アクセス数を稼ぐためにモテない自分をさらけ出している、という計算のつもりだが、そのじつ、内心は自分に自信を持っていて(その自信がどこから来るのかわからないが)、あまつさえ、自分はカッコよくてセンスも良い、と思っているのが視聴者には計算外で丸わかり。だけど客観的にみれば、誰がどう見ても不細工でセンスも最悪。それに気づいていないのが本人だけ。その勘違いぶりがそこはかとなく可笑しい。これだけモテないのに、モテない自分を客観視できないどころか、逆に自信満々の滑稽な男、他にいる?まずいないでしょ。だから「ただフリ」は唯一無二である、と私は思っている。大嫌いなのに目が離せない、のはそういうわけだ。いや、「ただフリ」の話をするとついつい長くなるな。

そんな「ただフリ」がある時、あんまり婚活がうまくいかないので、女にもてたいと筋トレを始めた。同時に「プロテイン」も飲み始める。そして案の定、筋トレは三日坊主で終わったのだが、「プロテイン」は飲み続け、その後、動画の中で、ポロっと、「プロテイン飲みだしてから髪がすぐ伸びるようになった」と言った。ただその一言で、私も真似して「プロテイン」を飲み始めた、と、そういう次第である。

思えば以前も、これば別のユーチューバーだが、60歳過ぎても髪がフサフサで白髪もないオジサンが、毎食必ずワカメを食べている動画を観て、私もワカメをせっせと食べるようになった。その成果はあった、と思っているが、それにしても私、よくもまあ、YouTubeに影響されているなあ。テレビCMとかインターネット広告なんかにはあまり影響されないタチだと自分のことを思っていたけど、YouTubeはこうも簡単に信じてしまうのは何故だろう?とくに「ただフリ」なんか、人間的には大嫌いにも関わらず、こういうことは真似してしまうのが少々恥ずかしくもあるが、まあ、効果はあったのだからよしとしよう。

もっとも、「プロテイン」だけの効果ではない、かもしれないけどね。なにしろ「プロテイン」飲み始める前から、他にも色々やっているからね。たとえば、風呂に入って髪を洗うとき、近頃サウナに行ってない代わりに、冷水を頭にかけて20~30秒、すぐさま温水に戻して20~30秒、これを交互に3,4回繰り返す。ということをやっている。頭に冷水と温水を交互に浴びることで、頭皮の血行を良くしよう、という作戦である。これが今になって効いてきたのかもしれぬ。

あるいは、トリートメントかな?もう2年以上前になるが、通勤途中の梅屋敷にあった、フードレスキューと称しながら日用品も安売りしていた店で、恐らく定価の2~3割ほどで買ったシャンプーとリンス、いや、コンディショナーだったかな。安かったのでたくさん買い込んだうち、シャンプーはまだ残っていて今も使っている(よく保つな)が、コンディショナーはほどなく無くなったので、代わりに、その後またまた上野で発見したアウトレットで買ってきた、今度はコンディショナーではなくトリートメントを使っているのだが、これが効いたのかもしれぬ。

トリートメントの写真

リンスとコンディショナーとトリートメントの違いがわからない私であるが、私の髪に合ったのは、どうやらリンスでもコンディショナーでもなく、トリートメントだった、ということだろう。しかし、そのトリートメントを買ったのは、上野の丸井の地下にあったアウトレット売場だったが、また買おう、と思ってこの間行ったら、改装されてなくなっていた。うーん、残念無念。ここでもたくさん買っとくべきだったなあ。

このトリートメントのパッケージには英語しか書いてなくて、メーカーもブランドもよくわからないので、同じものを探すのは難しいだろう。なければ他のものを買うしかないが、買うならリンスでもコンディショナーでもなく、トリートメント、と決めている。しかし、そう思ってドラッグストアへ行くと、ヘアパック、とか、ヘアマニュキュア、とか、トリートメントよりも効きそうなものがまだまだ色々ありますなあ。一体どれが正解なのか?私の育毛をめぐる手探りは続く。

風呂上りには、育毛トニックだかなんだかのスプレーも使っている。スプレーについては、ずいぶん前に、某有名メーカーのスプレーを使ってみたが、高いくせに全然効かねえじゃん、と、思って止めた経験がある。しかし最近、いつも行くドラッグストアで、トップバリューの育毛トニックスプレーを見つけた。

トップバリューがイオン系のプライベートブランドであることは知っていた。が、それは食品や飲料だけだと思っていたので、育毛トニックスプレーにもトップバリューがあることが意外だったが、手に取ってみると、値段も安い。試しに買って、使ってみると、おおっ、と声が出るほど冷たい刺激が肌に心地良い。こりゃいいや、と思って今でも使っているが、これが効いたのかもしれぬ。

まだある。本来は青白いはずの頭皮が、日に焼けたように赤黒いのが嫌だ、という話をしたが、これまたドラッグストアで、「頭皮のかゆみや湿疹に」という外用薬(塗り薬)を見つけ、試しに買ってつけてみた。が、これについては、効果のほどはいまいちわからない。わからないのですぐ止めたが、その後しばらくして、なんとなく気が向いたのでまた買ってつけた。それでもやっぱり効果がないのでまた止めて、しばらくしてまた買って、という感じで断続的に使用してきたが、それが今頃になって効いてきたのかもしれぬ。

と、まあ、こんなふうに色々と、人知れず秘かに育毛活動をやっているわけで、我ながら涙ぐましいですなあ。そんな中で、最も手応えを感じたのが「プロテイン」であることは間違いない(私的には)ので、皆さんも、騙されたと思って飲んでみてください。本当に、騙された、と思われても責任はとりませんけど。

ただ、「プロテイン」って、高いんすよねえ、腹が立つほど。「ただフリ」のような底辺からは脱したとはいえ、まだまだ貧乏人に属する私、最初から4~5千円もする大袋を買う度胸はなかった。なので最初は小袋からスタート。1500円ぐらいの小袋を2~3回買ったかな。味は無難にコーヒー味。これが思ったより美味いじゃん、と思った。水への溶け具合なども全然問題なす。それでやっと、大袋を買う決心がついた。

だけど、大袋を消化して3回目ぐらいのとき、いつものドラッグストアに行くと、ふと目についたのが、量はそれまで買っていたのとほぼ同じの大袋だけど、値段が千円以上も安い「プロテイン」。おお、安いのあるじゃん、と、すぐに飛びつく私。だが、どこをどうみても何味かの表記がない。危ないな、と思いつつも、安さに惹かれてそれを買い、飲んでみたら大失敗。どえらい不味くて、とても飲めたもんじゃない。まさに、絵に描いたような、貧乏人の銭失い、である。

それでも、どんなに不味くても、もったいなくて捨てられない貧乏症の私。生姜ない、もとい、しょうがないので、わざわざ砂糖を買ってきて(家になかったので)、混ぜて飲んだり、何年も前に実家から送ってきたものの使い道がなくて始末に困っていたきな粉を入れたりして、飲んでいる。コーヒー味の「プロティン」はすぐ無くなったのに、この不味い「プロテイン」はなかなか減らないのはこれいかに。さっさと消化して、次はまたコーヒー味に戻すか、はたまた、フルーツなど他の味に挑戦するか、思案中。誰か、「美味しいプロテイン」、いや、欲を言えば、「美味しくて安いプロテイン」、教えてください。よろしくお願いします。