唐揚げのジョンソン

仕事の後のコーヒーの画像

現在の時刻は午前11時。例によって夜勤明けに「大森町」駅前にあるコメダ珈琲店でこのブログを書いている。いつものJR大森駅じゃなくて、京急本線の「大森町」駅です。紛らわしいのでお間違えのないように。斯く言う私自身、一度間違えているからね。先日、毎月1~2回の飲食店の取材が入り、指定された店の場所を地図アプリで確認すると、おっ、大森だ。大森ならいつもの飲み歩いている街だから楽勝じゃね?

と、思って、いざJR大森駅に着いて、改めてスマホで確認して、そこではじめて、JR大森駅じゃなくて、京急本線の「大森町」駅の近くであることに気がついた。やべえ、とバカ丸出しで焦ったが、まあ、同じ大森という地名だから、そう離れてはないだろう、と思い、バスを使っての行き方もわからないから、ええい、ままよ、と、歩きだした。JR大森駅から京急本線大森町駅へと向かって。

こういうときにタクシーを使える身分だといいんだけどね。某夕刊紙の契約社員だったときなら迷うことなくタクシー、だったろうけど、今のしがないフリーライターの身では、タクシーなんか、よっぽどの緊急事態でもない限り、使えない。理由は色々あるが説明すると長くなるので省く。とにかく貧乏人は、歩け、歩け。幸い、このときは時間に余裕があったから、なんとか間に合った。しかし、JR大森駅から京急大森町駅まで、結構遠かったなあ。間違えると大変だから、皆さんも気をつけてね。

このとき取材した店は、皆さんにも行ってほしいので実名を出すが、「唐揚げのジョンソン」という。変わった店名だよねえ。どんな店か? それはここでクダクダ述べるよりも、取材して書いた原稿をそのまま掲載するので、それを読んで頂きたい。以下、原文。

[空前の唐揚げブームが続く中、大森で、いや、大田区で唐揚げといえばここ。店名の由来は、ジョンソンさんが始めたから、ではなく、ジョンソンさんが食べて感動したから、という嘘みたいな本当の話。驚くほど多種ある唐揚げにもスタンダードの「ジョンソン」はじめ「タイソン」「ニック」「チャック」等々遊び心溢れるネーミング(其々の命名の理由は店に行って聞こう)だが、味は本気(と書いてマジと読む)。ジョンソンさんならずとも感動必至、ヤミつきになること請け合いの唐揚げがここにある。

京急本線・大森町駅からすぐの好立地ながら隠れ家的雰囲気もある店構え。自家製ダレが自慢の唐揚げは2個390円、4個590円、8個990円でお好みを選べる。もちろんテイクアウトもOKだが、夕方には売り切れてしまうこともよくあるのでお早めに。「チキン南蛮」(490円)のタルタルソースも自家製で、これまた絶品。唐揚げも本場大分に勝るとも劣らないが、このチキン南蛮はもしかしたら本場宮崎を超えるかも、とさえ思わせる旨さだ

しかも、唐揚げだけではない。「刺身盛り三種」(590円)や「牛すじ煮込み」(589円)など居酒屋メニューも豊富に取り揃え、生ビール(中370円、マルエフ390円)を片手に居酒屋使いも可。〆は「ジョンソンうどん」(680円)をどうぞ。さらに「ジョンソンゼリー」(300円)などデザートまで用意、週末は家族連れで賑わう。また、昼は昼で各種ランチがリーズナブルでボリューム満点と大好評。とにかく色んな使い方ができる、懐の深い店である。]

ただし、これが某夕刊紙(私がかつて所属していた夕刊紙ではなく、そのライバル紙の方ね)に掲載される際は、腹ただしいことに、かなり文字数が削られる。それについても色々と言いたいことはあるが、今回それは置いといて、「唐揚げのジョンソン」である。いかがだろうか。この文章を読んで、行ってみたい、と思ってくれればいいのだが……。

あ、ついでに写真も掲載しよう。

唐揚げジョンソンの取材の画像

唐揚げのジョンソンの唐揚げ各種、チキン南蛮、刺身の盛り合わせ三点

美味しそうでしょ? この写真を撮った後に食べさせてもらったけど、お世辞ではなく美味しかったです。しかも、食べきれなかったぶんはお持ち帰りまでさせてもらっちゃって、いやはや、この仕事、結構長くやっているけど、お持ち帰りしたのは初めて、いや、2回目かな? まあ、めったにあることじゃない。

そもそも、この仕事で取材する店は、全部が全部、撮影するわけではなくて、半分ぐらいは、店が用意した写真を借りる。そのときの取材は話を聞くだけで、実際に料理を食べることはない。私としては、自分が食べたことがないものを「旨え!」とか「美味しい!」などと紹介するのは気が引けるので、本来ならば取材する店の料理は、必ず試食したい。

だけど、ここでも色んなしがらみがあって(その話も長くなるので割愛するが)、「試食させえもらえないなら原稿は書かないよ」などと強気で言えないのが、フリーライターの悲しさ。だから、撮影した後の料理を食べさせてくれる店は、それだけでもありがたい。ましてや、お持ち帰りまでいただけるなんて。ええ店や~。

しかも、この店、場所もいい。私にとって、だけど。というのは、もうお分かりだと思うが、介護施設の夜勤明けに寄れるじゃん。どうせいつもJR大森駅前で引っかかって呑んでいるんだから、それが京急本線・大森町駅前に変わろうが大差はない。実際、今日は介護施設から歩いて大森町駅まで来たが、最寄りの梅屋敷駅までとさほど変わらなかった。

しかし、1つ問題があった。開店時間である。「唐揚げのジョンソン」は12時オープンなのだ。したがって、勤務後、施設を出てそのまま向かうとまだ開いていない。そこで、その近くにあったコメダ珈琲店でモーニングを食べながら、「唐揚げのジョンソン」の開店を待っている、というわけだ。

それにしても、コメダ珈琲店、初めてではないが、改めて思いましたね。コーヒー、美味いな。あまりに美味いので、モーニングで頼んだブレンドを飲み干した後、黒コメとかなんとかいう最上級のコーヒーをもう1杯、お代わりしてしまった。そうこうするうち12時なったので、今こうして「唐揚げのジョンソン」に来て、生ビール呑みながらこのブログの続きを書いている。

いや、続きでもないか。要するに、取材で行った店に、プライベートで再訪した、という、ただそれだけの話。それだけの話でまたダラダラとここまで書いてきてしまいましたが、今回はご安心ください。ここで終わります。ほんというと、今日の夜勤中は色んなことがあったので、それについても書こうかな、と思ったけど、そうするとまたダラダラ、それこそ長文垂れ流しになってしまうので、今回は一旦ここで締めて、その夜勤中の話は次回にでもしたいと思います。いや、ほんと、大変だったんだから……と、次回に含みを持たせつつ、生ビールお代わり!