ビッグカツ

今年の3月ぐらいか4月だったか忘れたが、インフルエンザを患って体重がガクン!と落ちた。という話を過去ブログで書いたが、その後体重はどうなっているか?気にされておられる読者様のために、ってそんな奇特な読者はいないと思うが、まあどうせ個人的なくだらない話をただダラダラ垂れ流すだけのくだらないブログである。なので個人的な体重の話なんかもネタにさせていただくと、その後も体重は落ちたまま、あれから半年以上経った今でもほぼキープしている。我ながら感心することに。どうせすぐリバウンドするだろう、と思っていた皆さん、残念でした。

とはいえ、インフル以前は95キロ近くあった体重が、ようやっと85キロ前後になっただけ、の話である。減少幅だけをみればおおよそ10キロも落ちているわけだから、ダイエット成功!といえなくもないが、私の身長177センチの標準体重は、信じられないことだが69キロ!?らしい。だから85キロなんてまだまだ。標準体重まではあと15、6キロも落とさないといけない。とても落とせる気はしないが。

でも、まあとりあえず、85キロからはなかなか落ちないにせよ、この半年間にわたってリバウンドすることなく、85キロ前後をキープし続けている。その要因としては、ほぼ間違いなく、これまで実施してきた、そして今なお続けている、“食事改善”の効果だろう。インフルエンザで体重が落ちたときは、「インフルエンザでダイエット」なんてふざけたタイトルをつけたものの、まさかそれは本気ではなく、その少し前から、つまり昨年末あたりから今年初めにかけたぐらいから、食生活を変えた。一念発起、というわけでもないが、なんとなく、体に良いといわれるものを厳選して食べるようになり、逆に体に良くないとされるものは避ける、あるいは控えるようになった。そのおかげで体質改善ができている、というわけだ。

いやね、正直にいうと、最初は、“体に良いもの”というよりは、“髪の毛に良い”といわれているもの、だった。健康よりも頭髪、が大事であった。しかし、頭髪に良いといわれるもの、たとえばわかめやひじきなどの海藻類、豆腐や豆乳など大豆製品、納豆に代表される発酵食品、さらに亜鉛を多く含むものや青魚に多いDHAやEPAなどなど、これらはすべて、そのまま血圧や血糖値を下げたり、生活習慣病のもととなるコレステロールやなんやかんやを改善したりする働きがある。すなわち、頭髪のために、と思いながら知らず知らずのうち、自然と、健康に良い、とされるものを選んで食べるようになっていた、というわけだ。これぞ怪我の功名、ならぬ毛の功名、である。シャレになってないかな。

そして、食べなくなったもの、控えるようになったもの、といえば「糖質」と「揚げ物」である。という話も過去ブログで書いたと思うのでここでは詳しくは触れないが、今でも続けている「ビールをチューハイに代える」と「総菜のコロッケやメンチカツなどはたとえ半額でも買わない」というこの2点は、私の感覚だけど確実に、体質改善に繋がっている、と思っている。毎年季節の変わり目になると出ていた痛風の発作も、今のところ出てないし。だけど、残念ながら、肝心の頭髪については、いまだに効果が出ていないのがなんとももどかしい。なんでだ?

まあそんなわけで、最近は、というかここ半年の私の食生活を振り返ると、何度か過去ブログでも触れた「夜勤明けの一杯」が変わった。以前のように夜勤明けに朝呑みや昼呑みのできる飲食店に行って飲るのではなく、明けたら直行で帰宅し、帰りにスーパーで買った缶チューハイ。こいつを最初からグビグビ飲りつつ、冷奴やメンマにらっきょうなどをつまみつつ、カット野菜に茹で卵やわかめ、きんぴらごぼうなどをのせたサラダで〆る。

ときには、サーモンや〆サバなど刺身を奮発することもあれば、たまーに、サバ缶とホールトマトを合わせて煮込んだものや、店で余った鶏皮を使って簡単な料理をつくることもある。酒量は減ってはいない。どころか、かえって増えているかもしれない。それでも、ビールと比べて缶チューハイは、無糖だから身体には良さそうだし、そんなに酔わないし、おまけにビールよりずいぶん安くて助かっている。最近は缶チューハイもちょっと値上がりしたけどね。

などといいつつ、これも過去ブログに書いたが、こういうのは何事も厳格かつ頑なにルールを守るのではなく、たまにはいいじゃん、と、ゆる~く、自分にあま~く、やっていくのが、長続きのコツ。私の場合だけどね。だから「夜勤明けの一杯」で店に行くのを完全に止めたわけではない。気が向けば今でもたまに「日高屋」や「焼鳥日高」、「サイゼリヤ」「焼肉ライク」などへ行くこともある。そうそう、この間は娘が誕生日に贈ってくれたLINEギフトを使って、久しぶりに「くら寿司」へ行ったなあ。ちょうどそのとき、なんかのコラボ景品を従業員が横領したという例の事件のお詫びで、ちょっとだけど会計が割引になって、得をした。

但し、店で飲むときは、生ビールは最初の1杯だけにして、2杯目からはすぐにレモンハイやウーロンハイなどに切り替える。そんなふうに、食生活の改善とともに酒の飲み方も変わった。が、その一方で、たとえばスーパーで缶チューハイのつまみを買うとき、すべて健康の良いものばかりではなく、そのうち1点ぐらいは、身体に悪いとわかっていても、そのまますぐ食べられて、酒のあてにもなるお菓子を買うこともある。全部が全部、健康ケンコーばっかりだと、味気ないからねえ。

そんな、健康に良くないとわかっていながらついつい買っちゃうお菓子の中でも、とりたてて頻度が高い、つまりよく買うのが、タイトルにもした「ビッグカツ」に代表されるカツ類である。カツはカツでも、トンカツとかメンチカツとかではないよ。いわゆる駄菓子のカツ。中身はほとんどが薄っぺらい魚のすり身で、外側だけパン粉をつけて揚げたカツに似せた駄菓子の一種。総称は「ソースカツ」というのかな?多分「ビッグカツ」は商品名なので総称でない。と思うが、私の中ではこれが代表的な商品なのでタイトルもこれにした。昔は「ビッグかっちゃん」という名だった。ような記憶があるが、定かではない。

というわけで、ここからがやっと本題である。いつも前置きが長くて申し訳ない。また、食事改善だの健康に良い食べものだの、そんな話を振っておきながら、本題は健康に良くない、どころか、いかにも体に悪そうな、駄菓子の話ですいません。こちらの方が話を続けやすいもんで。

きっかけは、「ローソンストア100」で買っていたナトリの「ソースカツ」(総称のまんまだな)だった。私は夜勤の仕事を2つかけもちしており、1つは介護施設、もう1つは地下鉄の駅の清掃、であるが、再三話に出てきた「夜勤明けの一杯」は、介護施設での夜勤明け。朝10時に仕事を終えて施設を出てから、帰宅途中に飲食店に寄って飲むか、直帰して(スーパーに寄って買い物はするが)ウチで飲む一杯、の話である。一杯じゃ終わらないけどね。

一方、清掃の仕事は深夜から早朝まで、始発電車で帰宅する。その時間に開いている飲食店は牛丼屋ぐらいしかないから、清掃の夜勤明けに店に行って飲むことはめったにない。ほとんどが家飲みである。引っ越しする前は最寄りの駅(東京メトロ日比谷線・三ノ輪駅)の駅前に24時間営業のスーパーがあったので、清掃の帰宅途中でも酒やつまみを買うのに不自由しなかったが、引っ越ししてからは困った。いや、その時間でもコンビニぐらいあるだろう、と思われるかもしれないが、貧乏人だからなるべくコンビニでは買い物はしたくない。

そこで経路を変え、現住所の最寄り駅の日暮里舎人ライナー「熊野前駅」ではなく、東京メトロ千代田線「町屋駅」で降りて、少し遠くはなるが途中に「ローソンストア100」(通称:100円ローソン)があるので、そこに寄るのが清掃夜勤明けのルーティンになった。「ローソンストア100」もコンビニだけど、セブンイレブンやファミマなど普通のコンビニより安いからね。

もちろん「ローソンストア100」でも主に買うのはカット野菜や豆腐に漬物など、健康に良いものが中心なのに変わりはない。スーパーに比べると品揃えは薄いが、分量がちょうど1人分のものが多く、私のような独身独り暮らしの身にはむしろスーパーより使いやすい面もあって、意外に重宝している。

そういいながら、なぜか「ローソンストア100」に行けば必ずといっていいほど買ってしまうのが「ソースカツ」である。というのは、我ながら矛盾しているなあ。さっきから健康、健康とうるさいくせに、「ソースカツ」なんか駄菓子だから添加物まみれ、どう考えても体に良いはずはない、とわかっちゃいるけど、つい買っちゃう。

というのも、私が「ローソンストア100」に行く清掃の夜勤明けは、介護の夜勤明けより時間的にも精神的にも余裕がない日が多い。なにしろ帰宅時間が早朝だから、その日の昼間に用事があったり、介護の夜勤が入っていたりすると、帰宅してからの晩酌(朝酌?)は手短にさっと済ませたい。そうなれば自然と、介護の夜勤明けにスーパーで買いものするときより、手間なくすぐに食べられるものを選びがち。そんなときに、すぐ食べられて酒のあてにもなる「ソースカツ」がちょうどいい。ポテチもいいけど、カツの方が呑兵衛の好み。お酒を呑む方ならわかりますよね?私も元々はビールに合うから「ソースカツ」が好きだったが、缶チューハイを飲み始めてからは、缶チューハイにも合うことがわかり。ます好きになった。

ところが、である。いつからかはわからないが、このナトリの「ソースカツ」が突如、「ローソンストア100」の店頭から姿を消した。ナトリは「ソースカツ」の他にもいくつか酒のあてになる菓子類のラインナップがあるが、「ソースカツ」だけが消えた。なんで?原価が高いなどで生産中止になったのかな?

大切なものは、失って初めてその大切さに気づく。というほど大袈裟ではないが、「ソースカツ」が買えなくなったことで、「ああ、オレ、自分で思っている以上に、ソースカツが好きだったんだなあ」と気づいた。代わりに駄菓子コーナーにあった「ハムカツ風味」(すぐる)なるものを買ってみたりもしたが、やっぱりナトリの「ソースカツ」の方が酒には合う。

それから、であった。私の「ソースカツ」探しが始まったのは。探しはじめてわかったけど、駄菓子や酒のつまみコーナーを見ても、「ソースカツ」などのカツ類は、どこも意外に少ない。私が「ローソンストア100」よりも頻繁に利用する「まいばすけっと」には、「ひとくちソースカツ」なるものがある。これは以前から知っていた。しかし、一口だけに少々カラっとしすぎで、私の好きなしっとり感にかける。でもないよりはましで、「まいばすけっと」に行ったときはたいていこれを買う。メーカーは調べるのが面倒で不明だけど、多分イオンのトップバリューかなんかのプライベートブランドかな?「まいばすけっと」はイオン系だから。

そして、介護の夜勤明けによく行く「オリンピック」。「オリンピック」といえばホームセンターである。引っ越しする前は三ノ輪にあったホームセンター「オリンピック」にはお世話になった。ところが、引っ越して近くになった「オリンピック熊野前店」は、なぜか食品専門店。「オリンピック」にもこんな店舗があることを初めて知ったが、でもまあ「オリンピック」だけに、食品専門といえどもそこそこの規模で、普通のスーパーと同等、もしくはそれ以上に品揃えが充実しているので、夜勤明けの一杯をウチで飲るようになってからは、よく利用している。

その「オリンピック」では、品揃えが充実しているだけに、頭髪に良い、もとい、健康に良い、とされるものが探せばいくらでもあり、そういうものばかりに目が行くから、とても駄菓子までには気が回らず、「オリンピック」で「ソースカツ」を買う、という発想はそれまでなかった。しかし、「ローソンストア100」の「ソースカツ」がなくなり、改めて「オリンピック」で探してみると、なんだ、ちゃんとあるじゃないの。それが「ビッグカツ」であった。

しかも、通常の駄菓子サイズの2枚入りとともに、棒状の6枚入り、というのもある。これは初めて見たなあ。そして特筆すべきは、その味、その食感。とんかつソースに香るカレー風味としっとり食感は、まさに私好み。ナトリの「ソースカツ」よりこっちが旨い。いや、ナトリの「ソースカツ」も多分カレー粉を使っているが、「ビッグカツ」の方がカレー味が濃くて旨い、気がする。これこれ、これだよ、オレが求めていたカツは。と思いましたね。これを発見したときは。

さらにもう1つ、最近よく行くようになったスーパーの「ライフ」でも「メガトン ソースかつ」なるものを発見。「ライフ」では「まいばすけっと」と同じような「ひとくちソースカツ」も売っていたが、私的にはこちらの「メガトン ソースかつ」の方が好み。「ソースが絡んでおいしさUP!」なんてキャッチコピーもベタだねえ。しかしその「メガトン ソースかつ」にしても、「ビッグカツ」には及ばない。それぐらい、「ビッグカツ」が好きである。って、力説するのもよく考えると恥ずかしいなあ、いい歳の爺い(私のことです)が。

かくして、初めて行くスーパーなどではまず「ソースカツ」を探し、「まいばすけっと」に行けば「ひとくちソースカツ」を買い、「オリンピック」では「ビッグカツ」を6枚入りと2枚入りの両方とも買う。そんな日々の中、あるとき、私が経営する飲食店・カレー&ビリヤニダイニング「Mr.Spice」(品川区戸越)の近くにある激安スーパー「ビッグA」で店のための買いものをしていて、ふと、お菓子コーナーを覗くと、なんと、「ローソンストア100」でふいに姿を消した、あのナトリの「ソースカツ」が、あるじゃないの。なーんだ、無くした、と思ったものが、こんなに近くで健在だったなんて。これは完全にノーマークであった。まあ気がつかないオマエがバカだ、と言われればそれまでだけど。

さらにさらに、つい先日のこと、いつものように清掃の夜勤明け、いつもの(町屋の)「ローソンストア100」に立ち寄ったら、なんとなんと、件のナトリの「ソースカツ」が、しれっと復活してるじゃないの。いやあ、これには参った。って、べつに参るようなことではないが、なんだか、ただただ、ナトリの「ソースカツ」に振り回された。ような気がして、腹さえ立ったものだ。チャンチャン。というのが今回の話のオチになります。つまらんオチですまぬすまぬ。

いや、つまらんオチも恥ずかしいが、食事改善だの、健康や頭髪に良い食べものだの、そんな話を振っておきながら、結局、どうみても健康的とはいえない「ソースカツ」について力説するのはもっと恥ずかしい。ということに書き終えて気がついたのだが、もうここまで書いてしまったからにはしょうがない。二重に恥ずかしい原稿のまま今回はこれにて。いやあ、生きるって恥ずかしいね。