3月3日

3月3日ひなまつり

今日は3月3日。といえば、何の日? と尋ねたら、恐らく百人中97人が「ひな祭り」と答えるでしょうなあ。だけど現在一人暮らしの私は「ひな祭り」とは無縁だし、とくに思い出もない。一人暮らしをする前、つまり結婚していた期間は、一人娘がいたので、なんか「ひな祭り」的なこと、やったっけなあ、と、今思い出そうとしても、不思議とな~んにも覚えていない。覚えていないということは、何もしなかった、ということだろうね、多分。

娘が小さい頃は、動物園だの水族館だの遊園地だの、結構あちこち連れて行った。他の家庭と比べても、多分、よく連れて行った方だと思う。つまり当時は、遊びといえばどっか外へ行くばっかりで、家の中で何かしよう、という発想があんまりなかったんだよね、今振り返ってみれば。だから、なぜか弁解してしまうけど、「ひな祭り」に何もしなかったからといって、娘を可愛がってなかった、ということではないよ。ええ、自分なりに、というか、多分人並みぐらいには娘を可愛がっていた、つもりですよ。娘がどう思っているかはわからないけど。

そうそう、それでやっと思い出したが、千葉県の勝浦で有名なひな祭り、ありますよね。神社か何かの石段にずらっと雛人形を並べるやつ。写真なんか見ると壮観ですな。あれを見に行った記憶がある。勝浦の朝市に行ったついでに、娘を連れて。ところが、朝市の時間、これから雛人形を並べようというときに雨が降り出し、せっかく箱から出した雛人形を慌ててまた箱に仕舞うという、そんな場面に出くわした記憶があるなあ。結局、その日はそのまま帰ったので、石段に並んだ雛人形は見れず終い。残念な記憶である。

もう1つ思い出した。娘がもっと小さい頃、伊豆・稲取のこれも有名な「吊るし雛」を見に行った。さて、何歳ぐらいのときだったか、とんと覚えていないが、たしかプレスツアー、つまり仕事で稲取に行って、「吊るし雛」というものがあることを知り、その後、プライベートで行った、という記憶がある。だとすればプレスツアーの取材で写真を撮っているはずだ。そう思ってパソコンを探ってみた(前回もやってクセになったかな?)。が、あいにく出てこない。今使っているパソコンを買う前に撮った写真だから、だろう。

その代わりといってはナンだが、別の「ひな祭り」の写真を、かろうじて1枚だけ、発見した。これは茨城県の真壁という町で行われている「ひな祭り」で、町中あちこちの民家で雛人形を飾り、観光に来る人をおもてなしする、というもの。これも結構有名ですから、興味のある方はご自身で調べて、行ってみてください。

このときは仕事ではなく、ほとんどボランティアだった。説明すると、当時関わっていた「シニアナビ」という、コミュニテイサイト(というのかな?)の企画として、会員を集めて日帰り旅行を何度かやった、その中の目的地の1つであった。その「シニアナビ」も今はない(どこかに買われて名前が変わった)ことだし、詳細は省くが、とにかくギャラは出ないので仕事ではないが、「シニアナビ」の会員を引率するのでプライベートでもない、という曖昧なものだったこともあり、写真は撮ったはずだが保管はしなかったとみえる(仕事で撮った写真ならたいていパソコンに残してある)。それが1枚だけ残っていたのは奇跡(というほどでもないか)なので、せっかくだからここに掲載する。

真壁のひな祭り

真壁のひな祭り

こうしてみると、私にとっての「ひな祭り」は、あくまでイベントとして見る(観る)ものであって、行事として自分でするものではない、ことがわかる。まあ、そもそも年中行事などというものへの関心が人よりずいぶん薄い男だからねえ、ワタクシ。なにしろ正月でさえしめ縄や鏡餅なんか飾らない、初詣にも行かない、年賀状すら出さない、とにかく世間の行事的なもんは、な~んもしない究極のズボラが、ひな祭りだけは何かする、わけがないよねえ。

とはいえ、そんな私でも、このブログを書くようになってからは、いくらか年中行事を気にするようにはなったかな。いや、行事とはちょっと違うか。正確にいえば、今日は「○○の日」というやつだ。これはブログで書くネタに困ったときに便利で、たとえば2月は「節分」とか、前回の「富士山の日」とか、結構使わせてもらっている。

そして3月3日も、何の日かと聞かれると、百人中97人が「ひな祭り」と答える中、それ以外の「○○の日」と答える残り3人のひねくれ者のうちの1人が、私である。では、その「○○の日」とは、具体的に何の日か? 私にとって、3月3日といえば――――答えは次回で。

えっ?と思ったそこのアナタ、もしくは、いつもはダラダラと長いくせに、今回はやけに短いじゃねえか、と思ったあそこのアナタ、そうです。私、前回の原稿を見直してちょっと反省しましてねえ。というのは、前回はタイトルを「富士山の日」としておきながら、その富士山の話に行き着くまでに、延々とくだらない話が続いて、さすがにこれはひどいな、と。

いや、私も書いてる途中で気がついて、これは前半と後半で2回に分けてアップした方がいいだろう、と思いましたよ、さすがに。だけど日をまたいだら「富士山の日」じゃなくなっちゃうから。「富士山の日」の話は、「富士山の日」にアップしないといけない、と思ったから、長過ぎるのを承知で、無理やり後半に「富士山の日」の話をくっつけた次第。だけど、後で読み直してみたら、やっぱりひどいなあ、こりゃ。

なので、日をまたいだって、いいじゃないか。文章をアップする日が話題と多少ズレたっていいじゃないか。と開き直って、今回は一旦ここで締めます。で、次回、3月3日は過ぎても、3月3日の話を続けるので、乞うご期待。そこんとこ、覚えておいてちょうだいね。夜露死苦!(って、変換したら出てきたので使ってみました)