焼鳥日高

2016年最初の投稿ということで、正月はとっくに過ぎたどころか、1月も半ばの今頃になって恐縮ですが、新年明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。と、遅ればせながら新年のご挨拶を型通りに済ませたところで今回のお題ですが、あまり新年らしくはないお題ですいません。タイトルに出しちゃったんで先に書きますが、今回のテーマは「焼鳥日高」。あの関東の人なら誰でも知っている飲食チェーン「日高屋」のサブブランドですね。

じつは今回は、誰も覚えちゃいないだろうけど、昨年の何回か前にアップした原稿の続きです。その回のお題はたしか「日暮里飲み」で、私事ですが自宅の引っ越しに伴い、夜勤明けに飲みに行く街がそれまでの大森から日暮里へ移ったこと、その流れで日暮里の過去行ったことがある店をいくつか挙げたうえで、いま一番ハマっている店を紹介しよう、と思ったらいつものように原稿ダラダラ長過ぎて本題まで辿り着けず、続きは次回で。としたものの、次回次々回は他に書きたいテーマがあったので未だ続きは書いておらず、結局、いま一番ハマっている店をまだ紹介してなかったので、新年1発目の原稿としてはなんだけど、ここで紹介する次第。

ということはつまり、私がいま一番ハマっている店が「焼鳥日高」である、ということですね。そう聞くと、なーんだ、と思われますよねえ。それ、わざわざ紹介するほどの店か、と。どうせ取り上げるなら、もっと珍しい店とか、個性的な店とか、知られざる名店とか、変わった特徴のある店とかにすればよさそうなもんなのに、なぜ、何の変哲もない、といえば失礼だけど、どこにでもあるチェーン店なのか。

まあ、あのあまりに有名な「日高屋」と比べると「焼鳥日高」は店舗数が極端に少なく(ネットで調べると都内に7店舗しかない)、チェーン店にしては希少で、もしかしたら知らない人もいるかもしれない。それが日暮里にあって、私がいまハマっている。ということでのご紹介は、あってもいいだろう。基本的に何を書いてもいい、と言われている当ブログだから。

とはいえ、私がこの「焼鳥日高」を取り上げようと思った理由は、他にある。焼鳥が旨いから、ではない。いや、不味くはないよ。特別に旨くはないが決して不味くもない、ごく普通の焼鳥。チェーン店としては十分合格レベルで、チェーン店らしく値段はリーズナブルなので、この焼鳥を目当てに通うのもありっちゃありだが、私の目当ては焼鳥ではない。

では、何が目当てかというと、何回か行って気が付いたのだが、「焼鳥日高」はチェーン店にしてはヘルシーなメニューが意外に多い。それが肥満のため常にダイエットを意識している私にとっては大変ありがたいから。居酒屋の酒のつまみって、どこの店でもたいてい揚げものか、もしくは脂っこいものがほとんどなんだよねえ。

一時期よく行ってた本家の「日高屋」にしても、メインの餃子や麺類、丼ものの他に、お酒のおつまみメニューも居酒屋並み充実していることは知る人ぞ知るが、そのほとんどは揚げもの。ヘルシーなのは「そら豆」(日高屋系はなぜか枝豆ではなくそら豆)ぐらいで、ここ数年はなるべく揚げものを控えている私にとってはあまり食指が動くものがなく、いつもビールと餃子のみ。で済めばいいんだけど、どうしてもそれだけではもの足りず、結局、揚げものや麺類なども食べちゃって、行く度に食べ過ぎを後悔する「日高屋」通い、であった。

その点「焼鳥日高」なら、呑めばどうしてもあれこれ頼みたくなる私でも大丈夫。そもそも焼鳥は、ヘルシーとはいえないかもしれないが、揚げものや炭水化物に比べたらダイエット向きなのは間違いない(多分)。だからそれだけでも「日高屋」から「焼鳥日高」に変える理由にはなるのだが、私は「焼鳥日高」へ行ってもあんまり焼鳥は頼まない。

では「焼鳥日高」で何を頼むかといえば、まずは「生キャベツ(味噌マヨ)」(190円)と「オニオンスライス」(240円)。生キャベツをポリポリ齧りながら酒を呑む、というのは、博多出身の私にはなじみがある。というのは、博多の焼鳥屋や屋台ではたいていお通しにお代わり自由の生キャベツが出てくるから。ただし、博多では名称はわからないが恐らく生キャベツ専用のタレがあって、どこの店でもそのタレを生キャベツにかけて食べるが、「焼鳥日高」では味噌マヨ。これがマヨラーの私のお気に入り。博多の焼鳥屋の薄味でサラサラのタレよりも、むしろこの味噌マヨで食べる生キャベツの方が、美味い、とさえ思っている。

そして「オニオンスライス」だが、じつはこれを目当てに「焼鳥日高」へ通っている、といっても過言ではない。というのも、ここ数年来ずっと健康診断の度に高血圧を指摘されている私。いつぞや、玉ねぎが血圧に良い、と聞いて、「酢玉ねぎ」を自作したものの、2回か3回つくったらすぐ挫折した、というのは過去ブログでも書いた。面倒臭い、というよりは、不味くってねえ。YOUTUBEでは「健康に良くて美味しい!」などと謳っているが、健康はともかく、味は私が作った「酢玉ねぎ」が美味いと思ったためしがない。

それでも、血圧降下剤などの薬には頼らず、なんとか食べ物で血圧改善したい私にとって、酒のつまみに「オニオンスライス」なんて、うってつけではないか。どうしても酒が止められないなら、せめてつまみは健康的なものを。そう考えていた矢先に「焼鳥日高」で「オニオンスライス」を見つけ、これだ!と思いましたねえ。

いや、「オニオンスライス」なんかどこの居酒屋でもあるだろう、と思われるかもしれない。たしかにありふれたメニューだし、調理も簡単(ほとんど切るだけ)だから、安い居酒屋チェーンなんかでよく見かけるが、私が夜勤明けに行く店、つまり朝呑みができる店では「オニオンスライス」を見たことがない。

以前よく行ってた大森の24時間営業の「餃子酒場」や「135酒場」にも、この間久しぶりに行って「オニオンスライス」がないか確かめたが、なかった。どうやら中華系にはないらしい。やっぱり和食系で、しかもメニューがよほど豊富な店じゃないと、「オニオンスライス」は置いてないし、たとえ置いていたとしても、そういう店が朝から開いている可能性は、限りなく低い。

そんな「オニオンスライス」が「焼鳥日高」にはなんと2種類もある。マヨネーズをちょっと添えてポン酢をかけて食べる「オニオンスライス」ともう1つ、「オニオンスライス 胡麻ドレ」(260円)というのもあって、「オニオンスライス」が2種類もある店というのは、私は初めてだ。ここのお客さんは、私のように血圧を気にしている人が多いのかな?

ただし、「酢玉ねぎ」の作り方をYOUTUBEで見て知ったのだが、スライスした玉ねぎは、水にさらしてはいけない、らしい。水にさらすと辛味が抜けて食べやすくなるが、そうすると、せっかくの栄養成分が水に流れてしまうのだとか。ではどうしたらいいか、というと、スライスしたらすぐパットなどに広げて、空気に触れさせたまましばらく置いておくと、栄養分は保持したまま辛味は抜ける。ということだけど、多分、「焼鳥日高」ではそんな面倒なことしていないだろうなあ。飲食店でそんな手間ひまかけるのはまず無理でしょう。

それでも「焼鳥日高」で「オニオンスライス」を頼むと、他のメニューと同じくらいさほど待たせることなく出てくるし、辛味もちゃんと抜けている。なので恐らく水にさらしているであろう「オニオンスライス」は、いくら食べたところでそうそう効果はないと思う。けど、まあ、それでもいっか。水にさらしたオニオンでも食べないよりは食べたほうがいいんじゃね?と思って毎度「オニオンスライス」を頼む私。それにしても、1回の来店で毎回2種類の「オニオンスライス」を、両方とも頼むのは、私ぐらいだろうな。

もちろんつまみは「生キャベツ」と「オニオンスライス」だけで足りるはずもなく、さて次は何を頼もうか?となるのだが、「焼鳥日高」に行きはじめた当初はよく「冷やしトマト」を頼んでいた。トマトのリコピンも体に良いと聞くからね。ところが「冷やしトマト」は残念ながらいつしかメニューから消えた。今度は「冷やしトマト」が置いている店を探そうかな。

その代わりにいまは「きゅうり漬け」(240円)か「白菜キムチ」(220円)、もしくは「もやしナムル」(180円)なんかを頼むことが多いかな。いずれも健康的だよねえ。これぐらいで止めときゃいいんだけど、えてして健康的なメニューでは腹が膨れないから、酒が進むとどうしてももっと頼みたくなる。

あ、お酒、というかドリンクも、最初の1杯はやはり生ビールだが、2杯目か3杯目からはすぐにウーロンハイなどのサワー系に切り替えることにしている。いくらビール好きでも痛風の恐怖には逆らえないから。それなら最初の生ビールも止めとけよ、と言われるだろうが、まあまあ、仕事終わりの1杯ぐらいはいいじゃないですか。それを楽しみに仕事しているようなもんだから。

で、生ビールがウーロンハイに代わったところから、揚げものは控えている、と言ったくせに、「ししゃもフライ」(260円)とか「カキフライ」(340円)、「しいたけ天ぷら」(250円)などが登場。揚げものだけど、ハムカツやコロッケなどではなく、ししゃもや牡蠣などを選ぶところが、健康への配慮である。と、自分に言い訳をしつつ。

そうして揚げものや焼鳥などの肉系、はたまた酒呑みが好きなこってりつまみを頼んだら、合わせて食べたいのが「納豆」である。「納豆」の効果効能についてはもはや説明するまでもないだろう。数ある健康食材の中でも常にトップクラスに挙げられる「納豆」は、自炊をほとんどしない私にとっては家ではなかなか食べないので、外食して酒のつまみで出てくると嬉しいメニュー。一時期は「痛風」の原因がもしかしたら大豆アレルギーかもしれない、という気がして、「納豆」を控えていたが、やはり「納豆」の健康効果は捨てがたく、食べ過ぎなきゃいいだろう、ということにして、少しずつ「納豆」を解禁している。

その「納豆」メニューが、驚くべきことに「焼鳥日高」にはなぜか3~4種類もあり、それも私が「焼鳥日高」に通う理由の1つであった。例えば「とろろ納豆」とか、「キムチ納豆」とか、「オクラ納豆」とか、健康に良い納豆にさらに健康食材を合わせた、健康オタクが泣いて喜びそうな納豆メニューがあるのは素晴らしい。が、残念なことに、昨年から冬メニューとして「おでん」が登場すると、代わりに納豆メニューは姿を消した。これは残念すぎる。残念なあまり、今では以前よりも少し「焼鳥日高」へ通うペースが落ちたほどだ。

いや、「おでん」もいいんだけどね。肉や揚げもの系よりはヘルシーで。でも、やっぱり「納豆」メニューは欲しい。種類は多くなくていいから、例えば納豆にとろろやオクラやなめ茸などネバネバ系を合わせ、できれば頭髪のためにワカメなど海藻系も加えた、いわゆる「バクダン」メニューをぜひ開発してほしい。そしたら毎日でも通うぞ。

というわけで、一通りつまみを食べたら、あとは〆である。「焼鳥日高」は焼鳥といいつつ食事系、つまりカツ丼などの飯ものや麺類も意外に豊富で、それらも人気のようだが、私が〆に頼むのは「もりそば」(370円)一択。もちろん蕎麦も体に良いと聞いたから、であるのは言うまでもない。「焼鳥日高」の「もりそば」は、370円という安さながら味はそこそこ、ボリュームは値段の割に多く、これなら立ち食い蕎麦屋へ行くよりコスパいいじゃん、と思い、「もりそば」をずずっと啜って〆る。

ほんとは〆までいかず、腹八分目でやめときゃいいんだけど、こればっかりは、ねえ。我ながら意思の弱さに呆れつつ、「焼鳥日高」へ行くたび満腹に。それでも、本家の「日高屋」で腹一杯になるよりは、ヘルシーだよねえ、と自分に言い聞かせている。誰か賛同してくれる方、いませんか?

というわけで今回は「焼鳥日高」について少々熱く述べてしまったが、よくよく読んでいただければ、じつは「焼鳥日高」が美味しい、と書いているのではなく、ヘルシーなメニューが多い、と書いたに過ぎない、ということにお気付きの方もいらっしゃることだろう。

そうなんすよね。大前提として、“安い”、というのがあって、それが貧乏で安い店にしか行けない私のツボにはまったのは間違いないが、“安い”の次にくるのが“旨い”ではなく、“ヘルシーメニューの多さ”で店を選ぶところが、歳をとって変わってきた店選びの基準、ということでしょうねえ。これが良いことか悪いことかはわからないけど。

そこで次回は、いや、次回かどうかはわからないが、いずれどこかで、「お酒のつまみで健康になる!」といったテーマで原稿を書こう、と思っている。私が夜勤明けに行ける店に限られるが、その中で、この店にはこんなヘルシーメニューがあるよ、てな感じで。まあ、そんなのが参考なるかどうかはわからないけど、そういう風な記事は私の知る限り他にあまりない、と思うので、やってみる価値はあるかな?まあご期待ください。では、また。