大阪万博

大阪万博へ行ってきました。つい先日閉幕した、「Osaka,Kansai,Japan EXpo2025」の最終日の前日。まさに終わり間際の駆け込みですな。というわけで、今回は急遽、予定をして大阪万博の話をしたい。前回にした日暮里の話の続きはまた今度、ということで。

それにしても大阪万博、開催前の評判は決して良くはなかった。よね?開催が危ぶまれるほど建設工事が遅れたこともあって、開催前から、失敗だろう、という声もあったらしいが、終わってみれば予想を超える盛り上がり。来場者数は累計2500万人を突破。収支もどうやら黒字のようで、これは大成功、と言っていいんじゃないだろうか。正確な評価は知らんけど。

その盛況ぶりは終盤が近づくにつれてますます加速。事前にチケットを入手した人でさも予約がとれず入場できない、という由々しき状況にまで陥ったのはご存じの方も多いだろう。かくいう私もその1人で、開幕前にすでにチッケトを持っていた。正確に言えば、一緒に行くつもりだった同行者の方がまとめて買っておいてくれた。

しかし、とある事情によりその同行者が行けなくなって、2人分のチケットだけを貰い、代わりに一緒に行ってくれる人を探すも現れず。そうこうしているうちに予約さえとれなくなったという次第。入れないならチケット代を払い戻すべきじゃないか、と思うが、払い戻しはできないらしい。

それじゃほとんど詐欺じゃないか、と憤っていたところ、予約はとれなくても会場へ行って朝から並べば、当日券と交換してくれる、とのこと。これには、さすが吉村知事、という声も上がったようだが、そういう問題か?そもそも、朝から並んでも当日券がなくなってたらどうする?

というわけで、じゃあもういいや、チケットはもったいないけど、大阪万博は諦めよう、と思っていた。が、念のため大阪に住んでいる娘に連絡すると、なんと、2人分の予約をとっている、という。

娘は大阪万博のスポンサーだか協賛だか詳しくは知らないが、たしかパビリオンも出展している某大企業の社員なので、予約なんかも優先的にとれるらしい。そのときも離婚した元妻と一緒に行くつもりで予約をとっていたが、「ママが仕事で来れなくなったから、パパ来る?」だって。別れた女房の代わり、というのがちょっと癪に障るが、まあいい。せっかくの機会である。人が多いのは覚悟して、雰囲気だけでも味わってこよう。

かくして、最終日の前々日に新幹線で大阪へ前入りし、その日は娘が住んでいるまだ新築の匂いがするマンションで一泊。翌日12時に会場入り(12時からの予約だった)した。人の多さは予想通りで、予約していても手荷物検査などで幾重もの長蛇の列。おまけに待っている間に雨が降り出して、コンディションは最悪。ながらも、まあまあ、よしよし。はなっから過度な期待はせず、雰囲気だけ味わえればいい、という鷹揚な気持ちでいたから、雨でも人込みでも問題なし。

嬉しい誤算は、どうせ入れないだろう、と思っていたパビリオンに、娘が予約してくれていて入れたこと。「オランダ館」と「未来の都市」とかいう名のパビリオンも体験できて、話題を集めた「大屋根リンク」も歩けて、花火も少しだけど見れたし、その後のドローンショーも、こんなに本格的なものは初めて見たので結構感動。もう余は満足じゃ。行ってよかった、大阪万博。

以下はもういつものダラダラ説明は止めて、写真で紹介。行ってない方にもちょっとでも雰囲気をお伝えできたら幸いです。ではまた。