56号と56回目

野球場の写真

ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が打ちましたね、56号ホームラン。55号からは全然打てず、もう無理かと思われたけど、最終戦の最後の打席で見事に一発。これで王さんの日本選手シーズン最多本塁打を58年ぶりに塗り替えたばかりか、同時に史上最年少での3冠王も達成。3冠王にちなんで3億円の家がスポンサーより贈呈されるとのこと。まだ22歳ですよ。すごいっすねえ。すごいんだけど、これがピークにならなきゃいいけどね、とは、でっけえお世話だな。

ちなみに、じつはこのブログも、なんと今回で56回目、なんですよねえ。はい、ただ単に回数を重ねただけの56と、プロ野球(MLB)のホームラン記録更新の56は、同じ数字でも天と地、月とスッポン、てか、そもそも比較にすらならない。のは言うまでもないけど、まあ、たまたま同じ数字だなあ、と、ふと気づいたので、取り上げてみました。こじつけもたいがいにしろ、という声も聞こえますが、それは聞こえないふりをして。

時事ネタでいえば、三遊亭円楽とアントニオ猪木が亡くなったのにも驚いた。立て続けだったからねえ。いや、べつにファンでもなく、とくに思い入れもないんだけど、訃報を聞いて思ったのは、おふたりともまだ若いのに、残念だなあ、と。円楽さんは72歳、猪木さんは79歳。ともに70代での逝去は、人生100年時代といわれる今では、いかにも若すぎる。有名人は一般人よりも短命なのかな?

おっと、前ふりはこれぐらいにして、前回からの続き。新たに副業を増やし、トリプルワーカー改めクアトロワーカーになった、という話であった。今度新たにはじめた副業は、ホテルのフロント業務。LINEバイトで見つけた。1番の決め手は、自宅から近かったこと。歩いて15分ほどで行ける。副業掛け持ちの身にとって、これは大きな魅力である。住職接近ですな。

LINEバイトの募集要項には、こんな記述もあった。「週1から、細~く長~く続けてくれる方募集」。おお、これは3つ目の副業としては最適じゃね? さらに、夜間など暇なときは自由にしていい、とまでは書いてはいないが、そういう意味を匂わせる文言(具体的な文言は覚えていない)もあり、いつも介護施設での夜勤中に原稿を書いている(現に今もこの原稿を例によって夜勤中に書いている)私からしたら、これは願ったり叶ったりではないか。

早速、応募する、をタップ。パソコンならカーソルを合わせてクリック、だけど、スマホだから、指でタップ、という表現でいいだろう。って、それは説明しなくてもいいか。それにしても、電話する必要がなく、指先ひとつで応募完了、というのは、なんというか、今時であるなあ。

スマートフォンの写真

初めてのところに電話するのは、私のようなオジサンでも意外に緊張するものだ。ましてや、物心ついたときからメールにチャットにSNS、電話するよりまずLINE、という(想像だけど)若者にとっては、電話しなくてもいい、というだけでかなりハードルは下がる、と思うがどうだろうか。

すると応募した翌日、いや、翌々日だったかな、さほど間を空けずに電話がかかってきて、その日のうちに面接となった。履歴書は簡単でいい、と言われたので、前回(介護施設での面接で)使ったものを日付だけ変えてプリントアウトし、写真も貼らずに持参。服装も平服OKとのこと(一応、電話で平服でもいいか確認はした)。こんなに簡単なら、さらにもう1つ副業を増やしてもいいかな、と思ったぐらいである。

そしてあっさり採用、ではなかった。正式採用の前にトライアルがあり、その終了後に採用が決まる、らしい。ということは、トライアル期間中に、こりゃダメだ、と判断されて不採用となる可能性もあるわけだ。が、今のところはクビになる気配はない。というのは、話は前後するが、前回でも述べたように、もうすでに働いているから。ややこしくて申し訳ない。

ありがたいのは、そのトライアル期間中にも時給が発生する、つまり給料がもらえる、ということ。これは助かるなあ。で、肝心の時給は幾らか? いやあ、うかつといえばあまりにうかつ、自分でも呆れるが、知らない、というか、覚えていない。大丈夫か?オレ。

そもそも応募のときから、条件の良さに目が眩んで、時給は気にしなかった。一応見るのは見て、安いな、とは思った記憶はあるけど、まあ、安くてもいいか、と読み流していたら具体的な金額は忘れた。多分、都の最低賃金よりはちょびっと上だったように思う。まあ、これだけ自宅に近くて、働きやすい(かどうかはまだわからないが)職場なら、いいんじゃね。もちろん面接のときに、時給はいくらで、トライアル期間中はいくら、といった説明はあった。はずだが、覚えていない。もはや大丈夫ではないな、オレ。

で、面接に行って、はじめてわかったのだが、ここはホテルといっても、普通のホテルではない。なんと、“カプセルホテル”であった。こんなのがあるんだねえ。いや、カプセルホテルが初めて、というわけではない。昔、福岡で働いていた頃に泊まった記憶はある。しかしそこは、サウナというか健康ランドに併設のカプセルであり、カプセルホテル、という認識ではなかった。それにカプセルといっても結構広くて明るくて、テレビもついていて、なかなか快適だった。

カブセルホテルの写真

しかし、私が働くことになったそのカプセルホテルは、古いのはしょうがないにしても、カプセルの一つひとつが狭いし古いし汚いし、コンセントはあるがテレビはないし、上下左右からいびきなどがまる聞こえだし、場所によっては空調が効かないところもあるし。って、まだ正式に採用されてないうちからずいぶん悪口言うじゃん、と思われるだろうが、これにはちょっとした理由がある。どんな理由なのかは次回で。

とにかく、ここのカプセルホテルは、お世辞にも快適とは言えない。けど、その分、料金は安い。というより、破格値である。あんまり安いので、値段がそのまんまホテルの名前になっている、といえば、どこのホテルか、わかる人にはわかるだろうが、まだここでは具体名は伏せておく。

正式に採用された暁には、このホテルの名前や場所等を明かす、かもしれないし、明かさない、かもしれない。その答えは、風の吹くまま気の向くまま。と、なぜかキザなセリフをほざきつつ、今回はこれにて。次回の原稿を書く頃には、うまくいけばトライアルは終了して、正式に採用されているはず。なので、ホテルの話=新しい副業の話は次回も続く。と、言っておいて、まさかの不採用だったらどうしよう?