五月闇

東京湾を右に見て春海橋を渡ると其処は石川島である。今や高層ビルが立ち並ぶ此の場所も江戸の昔は人足寄場といわれる無宿人収容場であった。此の寄場は時の火付盗賊改長官、長谷川平蔵の建議により作られたものである。

長谷川平蔵、人呼んで鬼の平蔵、此の鬼平の捕物帳を描いたのが池波正太郎の全23巻鬼平犯科帳である。物語の中に五月闇と言うものがある。密偵伊佐次が殺されてしまうものだが季節は丁度今頃か?梅雨に入った夜は月も出ずに真っ暗であるが、これを五月闇と言う。

五月闇あやめもふかぬ軒端哉  子規

それにしても、札幌市の池田詩梨ちゃんが衰弱死した事件は悲惨である。児童相談所、児相が警察の要請を受けながら当直態勢がないと応じず助ける事が出来なっかた。お役所とはこんなものか?まるで他人事、何の為に存在するのか?組織は靄がかかっている、いやいやもっとひどい闇の中にある。季節が変われば五月闇はなくなるがDVの闇は無くなるところを知らない。役所はもっと真剣に取り組んでもらいたいものだ!

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