突然右手の甲が腫れて痛み出し、治ったと思ったら、次は左手の甲が腫れて痛み出し、治ったと思ったら、また右手の今度は人差し指の付け根が腫れて痛み出すという、なんだかよくわからない状況が続いている。という話を前回と前々回で書いた。
そして今回、またしても手の痛みの話。というと、同じような話を3回も続けてんじゃねえよ、と、叱られそうだけど、まあ落ち着いて。右手の痛みが左手に移り、また右手に戻ってきて、その次はどうなったか、気にならないですか? いや、べつに気にならないよ、という声は無視して、うん、気になる気になる、といってくれる心優しき読者(がどれぐらいいるのか知らないけど)のために、その後の経過をご報告。興味ある方もない方も最後までお付き合い頂けたら幸いです。
結論からいうと、やっぱり痛み出しました。左手の甲から手首にかけて。ったく、なんなんすかね? 痛みが右手と左手を行ったりきたり、なんて。痛みのキャッチボール(うまい!なんて言って場合じゃないか)じゃあるまいし。奇妙な話である。
ただし、痛いのは痛いが、前回のように腫れ上がってジンジン痛む、とまではいかなかった。手をついたりものを触ったりすればグキッと痛みが走るが、じっとしていれば痛くはない。以前より症状は軽そうだ。
その代わり、といってはなんだが、今度は右手の痛みがなかなか治らない。日が経つにつれ少しずつ快方に向かってはいるが、治りそうで治り切らず、痛みがまだ完全には抜けない状態が今(この原稿を書いている時点)も続いている。右手の人差し指も腫れたままだ。
つまり今回は、いうなれば、痛みが半分だけ移動して、半分は残った、といったところか。とにかく今は、両方の手がともに痛むが、その痛みの度合いは前よりも軽い。まるで痛みを分け合ったかのように。これぞ右手と左手の痛み分け。って、うまいこと言ってる場合じゃないんだって。
こんな状態なので、一応、いや、当然か、お酒は控えている。最初に痛み出してからかれこれ1カ月以上は経つと思うが、その間、一滴たりともお酒を飲んでない。と、言いたいところだけど、そんなわきゃないですね。今月入ってすぐ、ぐらいだったかな? それまで我慢していた夜勤明けの一杯を、とうとう辛抱たまらず、大森駅前の「日高屋」に駆け込んで、生ビールを1杯だけ飲んだ。
いや、飲むつもりはなかったんだけどね。いつもは座るとメニューも見ずに「生ビールと餃子!」だが、このときばかりはそれは止め、酒はなしでラーメン(日高屋では中華そば)か炒飯でも食って帰ろう、と思っていたのだが、たまたまキャンペーン中でただでさえ安い生ビールがさらに安くなっているじゃないの。だったら頼まずにはいられないよねえ。
などと我ながら正当性ほぼ皆無の言い訳をしつつ、1杯だけ飲んだら案の定、その夜ちょっと症状が重くなった、ような気がしたので、こりゃあかん、やっぱり酒はやめとこう、少なくとも痛みが治るまでは我慢しよう、と、遅まきながら決意した次第。酒と痛みのどっちをとるか? 若い頃なら迷わず酒! だけど、もう若くはないからね。
というわけで、ここのところ夜勤明けの一杯を控えているが、だったら、どこにも寄らずに真っ直ぐ帰宅するのかといえば、そんなわきゃないよね。酒は飲めずとも、どっかに寄って何か食べたい。以前も書いたことがあると思うが、夜勤明けは意外と腹が減っている。朝食は一応食べるが、朝は忙しいので、キッチンに立ったまま急いでかきこむような食べ方だから、食べた気がしないんだよねえ。
腹も減るが、喉も乾く。とくに今夏は、いや、暑くなる前からだな、夜勤明けに異常なくらい喉の渇きを覚えるようになった。もしかしたら糖尿病か? と思うくらいだ。なので今年の春ぐらいから、夜勤明けに行く店の第一候補は「日高屋」になった。理由は、テーブルに冷水のポットが置いてあって、自由に飲めるから。意外と少ないのよね、こういう店。もちろん他の店でも水なら店員に頼めば持ってきてくれるが、何杯も多量に飲みたいのに、いちいち頼むのは気が引けるからね。
「日高屋」といえば、以前は鶯谷駅前の「日高屋」に行っていた。大森駅前の「日高屋」は開店が11時で、それまで待てなかったから。ところが、「焼肉ライク」行くようになってから気が付いたのだが(大森駅前の「日高屋」は「焼肉ライク」のすぐ近くにある)、いつの間にか開店時間が10時になっていた。こりゃ助かる。
ちなみに「焼肉ライク」は、今ではもう、たま~にしか行かなくなった。あれだけ行ってたのに、飽きるのは早かったな。何度か行くとわかるが、ここは焼肉屋というよりは、焼肉定食の店である。肉を自分で焼いて食べられる、という点が目新しくて良かったが、メニューというか、肉の種類が少ないので、飽きるのも早い。期間限定メニューもあるにはあるが、うーん、リピートするまでもないかなあ。「焼肉ライク」さん、もう少し頑張りましょう。
で、大森駅前の「日高屋」へ行って、メニューも見ずに「生ビールと餃子」を頼んで、生ビールが到着する前にポットから冷水をゴクゴク。多い時は一気にポットの半分ぐらいまで飲んで、それから生ビールをグビッと。よく、ビールの前に水を飲むな、我慢すればするほどビールが美味い、なんて言うけど、そんなの待ってられないほど喉が渇いている。むしろ生ビールより水のほうが美味い。やっぱり糖尿病かなあ?
というような夜勤明けのルーティンを手が痛みだす前は送っていたが、しかし、水を飲みたいがために行ってるような「日高屋」でも、行けばやっぱりビールなしでは収まらないのはあの1回で実証済み。なので酒が飲めなくなってからは、「日高屋」は敬遠。ではどこへ行くかといえば、喫茶店(ドトールかベローチェが多い)でおとなしくコーヒーとサンドウィッチで済ますこともあるけど、それだけじゃ当然ものたりない。ということで、その後もう1軒行くとしたら、たまに魚が食いたくて「くら寿司」へ行くこともあるけど、やっぱり多いのは「すき家」か「松屋」かな。
また話が逸れるけど、回転ずしは最近ダメだねえ。大森駅前には「くら寿司」も「スシロー」もあるけど、どっちもイマイチ。昔、結婚していた頃は、家族でよく行ったけどね、回転ずしには。当時はどこも行列ができて、日曜なんか平気で2時間3時間待ちだった。やっぱり安いし旨いし、家族連れには最適で、行列も納得していたけど、最近はそんなに安くはないし、ネタも種類を絞っているのか、昔ほど多くはない。
とくに私は、サバやイワシなんかの青魚が食いたくて(DHAを多く含むと聞くから)行くのだが、その青魚が少ない。「スシロー」は1回しか行ったことないからわからないが、1年ぐらい前に駅ビルの中にできたまだ新しい「くら寿司」は、常時あるのは「肉厚トロ〆サバ」ぐらいで、イワシやコハダなどはたまにしかない。青魚は足が早くて扱いが難しいからかな?
なので「くら寿司」もたまにしか行かず、多いのはもっぱら「すき家」か「松屋」の牛丼屋。しかし、食べるのは牛丼ではなく、カレーである。カレーといえば、以前は「松屋」の「創業カレー」が好きで、よく食べていたが、残念なことに「創業カレー」がメニューから消え、ただの「ビーフカレー」になってからは、一回も「松屋」でカレーは食ってない。だって、ただのカレーが680円って、高くね?
逆に、昔1回食ってさほど旨くはないな、と思った「すき家」のカレーが、久しぶりに食べたらなぜかめっきり旨くなっていて、値段も490円と安いので、一時期はカレーを食うなら「すき家」ばかりに行っていた。
あと、駅前ではないけど近くの商店街に「なか卯」があって、「なか卯」のカレーも時々食う。「なか卯」ではメニュー名は忘れたけど親子丼とカレーが半々に乗った一皿があって、これは旨いが、プレーンなカレーだとやっぱり「すき家」の方が旨いかな。
ところが、最近、つまり酒が飲めなくなってから、ふと、「松屋」のカレーを思い出し、試しに初めての「ビーフカレー」を食ってみたら、あらまっちゃん(松屋だけに、って、このフレーズも久しぶりだな)、えらい旨いじゃん。もしかしたら、今は無き「創業カレー」が復活? と思うほど、ビーフの旨みたっぷりで、奥深い味わい。完璧な、私好みのカレーである。
これは嬉しかった。これだけ旨けりゃ、680円でもいい。というか、今のなんでもかんでも値上げ、値上げの世の中で、少し金銭感覚が麻痺しているのか、680円のカレーをそんなに高いとは感じなくなっている、というのもあるかも。相変わらず貧乏人のくせに、しょうがねえなあ。
ちなみに、「松屋」の系列に「マイカリー食堂」というカレー専門店があり、そこのカレーも1、2回食べたことがあるが、感想としては、まあ、フツーですな。旨いことは旨いが、驚くでも感動するほどでもなく、まあこんなもんか、という感じ。それよりもやはり「松屋」のビーフカレーの方が全然旨い、というのは、カレー専門店としてはどうか、と思うがこれいかに。
と、ここまで読んで、「すき家」「松屋」「なか卯」のカレーが出てきたのに、「吉野家」のカレーが出てないじゃん、と思われた方、いらっしゃいますよね。私もそう思って、わざわざ食べてきましたよ、このブログのために、「吉野家」のカレーを。そしたらこれが、どうも、旨くない。
そもそも、メニューには「スパイスカレー」とあるが、辛いものが苦手な私が食べてもスパイスらしい辛さはないし、スパイスが織りなす複雑な味わい、などももちろんない。なんだかのっぺりとした味で、はっきり、不味い、とまでは言わないが、これはどうも、あんまり流行っていない立ち食い蕎麦のカレーか、安いレトルトカレーか、そのぐらいのレベルである。
私は以前、コロナに感染したときに「吉野家」のカレーを食べ、まったく味がしなかった経験がある。そのとき、まさか「吉野家」のカレーが不味いはずはないから、私に味覚がおかしいのだろう、と書いた記憶があるが、まさかの、味がちゃんとわかるときに食べても、不味い、もとい、旨くはない、カレーであった。
まあ、「吉野家」としては、ウチは牛丼屋だから、カレーじゃなくて牛丼で勝負、と言いたいところでしょう。でも、だったらカレーはメニューに載せるなよ、と私は言いたい。かくして、夜勤明けに酒も飲まずにカレーを食っている私の超個人的な“牛丼チェーンのカレー”ランキング、栄えある第1位は、ジャジャーン、って、もう言わなくてもわかると思うけど、「松屋」です。他を引き離してダントツ、圧倒的1位です。まだ食べたことがない方はぜひお試しを。
ずいぶん下がって2位は「すき屋」。ちょっと辛いけど、そのスパイシーさが良い、という人は多いでしょう。値段も安いしね。3位は「なか卯」。だけど、親子丼カレーでもよければ、2位と3位は逆転する。それぐらいの僅差だということだ。
そして、これも言わなくてもわかりますね、最下位は断トツで「吉野家」です。あくまで私個人の感想であることは、一応お断りしておきますが、異論反論あれば受け付けますので、なんなりとどうぞ。